レンタカー予約時の車種(ボディタイプ)選択。
コンパクト、ワンボックス、スタンダード・・・普段車に乗らないと、どれを選ぶべきか悩みますよね。
今回は各車種の基本情報のおさらいと、人気の車種に実際に人が乗り、荷物を積み込んだ様子を写真付きで徹底比較!
予約時に適切な車を選択すると、現地での車体変更による想定外の出費や出発時間の遅れを防ぐことができますよ。
さらに快適人数を極めてレンタカーでの旅行やドライブをもっと楽しみましょう!
1:各車種(ボディタイプ)の特徴
▼軽自動車
室内が狭く小さい分、価格が手軽なものが多いです。坂道や高速道路を走る場合にはパワーの弱さを感じることがある反面、小回りが利き運転が不慣れな方にもおすすめ。見た目がかわいい車体は女子旅でも人気。
▼コンパクト
レンタカー初心者からも人気のタイプ。 小回りが利くため、都市部など街中での移動におすすめ。 軽自動車と比較すると車体に幅があり室内も広くなるので使い勝手が良い。
▼スタンダード
フォーマルな印象の車も多いのがこのタイプ。 山道など坂道が多い場合や、高速道路を利用する場合はスタンダード以上のタイプが走行性が良くおすすめ。 アウトレットへのお買い物など、帰りに荷物が増えても安心。
▼RV・ミニバン
荷物が大きくなる旅行などでは人数×1.5以上の席数を確保すると長距離でも快適に過ごせておすすめ。7人乗りは3列目への移動がしやすいが、小さな子供連れの場合は2列目をフラットにできる8人乗りが乗り降りしやすくオムツ替えなどにも便利。
▼ワンボックス
仕事利用や引越しでの人気はもちろん、トランク等大きな荷物を載せてもゆったり過ごせる広い室内や、天井が高く乗り降りがしやすいことからレジャーやファミリーでの利用にもおすすめ。
2:人気車種(ボディタイプ)で比較!定員VS快適人数!
定員で乗車する場合と、おすすめする「快適人数」で乗車した場合の様子をボディタイプごとに写真で徹底比較!
乗車人数と同数のキャリーバックも積み込みます。
荷物がどのくらい積み込めるかはもちろん、後部座席の密着度や快適さにもご注目ください!
今後レンタカーの利用予定がある方はもう1サイズ大きな車種に変えなくてよいか、もう1台借りる必要はないかを見直し、失敗を防ぎましょう!
2-1:コンパクト
▼定員人数:5人
▼快適人数:3人
▼定員(5人)で乗車
密着度が高いですね。
▼快適人数(3人)で乗車
空いている後部座席に手荷物が置けました。
▼トランク(キャリーバック×5)
なんと、トランクが1つ積み込めませんでした・・・。
▼トランク(キャリーバック×3、手荷物×2、お土産袋×2)
手荷物もお土産もトランクに!
<<検証結果>>
定員乗車の場合、定員分(5人分)のキャリーバックはコンパクトのトランクに積み込めませんでした。
手荷物は膝の上に載せるうえ、後部座席中央の方は左右とも隣の人と密着してしまいます。
快適人数(3人)の場合、後部の空いている席に手荷物を置くことができました。
手荷物をトランクに移動させる余裕もあり、旅行中にお土産を購入するなどで増える追加の荷物もトランクに納めることができそうです。
2-2:スタンダード
▼定員人数:5人
▼快適人数:3人
▼定員(5人)で乗車
やはり密着度が高いですね。
▼快適人数(3人)で乗車
後部座席の方も快適そうです。
▼トランク(キャリーバック×5)
5人分の荷物を積んでもまだ余裕があります。
トランク(キャリーバック×3)
かなり余裕があるため、移動中に荷物が動かないように積みましょう。
▼お土産追加(1人1袋×5)
荷物を追加してもまだ余裕があります。
▼お土産追加(1人1袋×3)
手荷物をトランクに移動しても余裕がありそうです。
<<検証結果>>
スタンダードでは定員分(5人分)のキャリーバックも追加の荷物も全てトランクに積み込むことができ、まだ余裕がありました。
(コンパクトは車体全長が3.5~4m前後、スタンダードは4~5m前後。同じ定員でもスタンダードは車体が長いためトランクが広くなります。)
室内をゆったりと過ごすために、手荷物をトランクに移動しても良さそうです。
ただ、やはり後部座席の密着度は高かったです。
今回は快適人数を3人に設定し検証しましたが、スタンダードは4人でも快適に過ごせそうです。
2-3:ワンボックス
▼定員人数:8人
▼快適人数:6人
▼定員(8人)で乗車
後部座席の中央に座る方は頭を置く位置も悩ましいですよね。
▼快適人数(6人)で乗車
肩肘がぶつかることもなく、全員ヘッドレストが使えます。
▼トランク(キャリーバック×8)
全部入った!と、思いきや。実は3列目を倒したため3人が乗れず・・・。
▼トランク(キャリーバック×6)
諸事情により車体変更。容量はほぼ同じなのでご容赦ください。
<<検証結果>>
定員分(8人分)のキャリーバックを積み込むためには3列目の座席を倒さねばならず、8人& 8人分の荷物を全て乗せることができませんでした。
(8人乗った上で荷物が入りきっていない写真を用意すべきだったのですが、荷物の積み込みに必死すぎて失念しました・・・)
快適人数(6人)は全員分のトランクを積んでもヘッドレストより位置が低いので車体後方の確認をする際にも邪魔になりません。
また、手荷物が増えた場合、トランクへの追加は難しそうですが、3列目の座席の1つを倒すなど柔軟に対応することができそうです。
▼ワンボックスのトランクの広さ参考(※諸事情により車体が異なりますが容量はほぼ同じです)
3列目がそのままの状態。
3列目を倒した状態。かなり広くなりますね。
<<総評>>
近距離で荷物が少なければ定員乗車でも問題はなさそうです。
しかし、2列目以降の座席は密着度が高く、特に中央席になる方は左右とも密着することになります。
定員で利用する際には、長距離移動時は途中で座る席をローテーションするなどの対策が必要そうです。
旅行など荷物が多い場合は、そもそも予約した車では出発ができない!という事態に陥る可能性も。
もう1サイズ大きな車種に変える、もう1台借りるなどの対策を検討するためにも、「何人乗るのか」「荷物はどのくらいか」を事前に把握してからご予約くださいね。
3:レジャー、チャイルドシート利用時のご参考
ゴルフバッグ
ワンボックスにゴルフバックを載せた状態です。
3列目を倒すと3、4個は余裕をもって載せられそうです。
写真はゴルフバックを横置きしていますが、ゴルフバックの歪みが気になる方は縦置きでも◎。
チャイルドシート
3人用シートに2つ着用しました。
2つ利用すると、細身の女性でもかなり狭そうです。
6歳未満のお子様はチャイルドシート着用の義務があり、着用義務を怠ったドライバーは交通違反で減点となります。
近年チャイルドシートが小型化してきているとはいえ、いざ車に載せてみると「思っていたより大きいな」と思う方は少なくないと思います。
特に義務対象のお子様が2人以上いる場合は、乗る人数や荷物量を事前に見積もってからレンタカーをお選びください。
いかがでしたでしょうか。
今後レンタカーを予約される際には、ぜひ目的や人数、荷物量にあわせてレンタカーをお選びください。
人数が多い場合は違う車種を2台借りて乗り比べるのも楽しいですね。